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ダクト・スパイラルダクトのCADデータ、計算ソフトの連動と維持管理の完全ガイド

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運 営 者 : キャドボス CAD-BOSS

職  業 : 建設コンサルタント会社の企業内技術士(現役)

習得資格 : 技術士(建設部門)、RCCM、測量士、
      施工管理技士(各種)、ダム管理士など多数。

主なWEB活動 :
簡単に使える建設系CADシステム・技術計算ソフトの分析比較。
最良と呼べる企業ごとのシステム構築の提案。
誰もが楽に合格できる建設系資格試験の受験支援など。

仕事以上の趣味とゆとり : 酒と肴のための放浪


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冷暖房された空気は、空調設備からダクトを通して各部屋へ送られます。
ダクトは換気・排気にも利用され、キレイな空気の維持に役立ちます。

ダクトの形状は、角ダクト、丸ダクト、フレキシブルダクトの3タイプに大別できます。
しかし、サイズやメーカーが多く、さまざまな製品があります。
ダクトの配置図作成には、CADデータが役立ちます。
CADデータは、メーカーサイトなどでダウンロードが可能です。

また、ダクトには、使用目的の違いによる分類があります。
振動を解消する「たわみ継手」、自由に曲げて使える「フレキシブルダクト」、空調機からの騒音を解消する「消音器」などです。

ダクト・スパイラルダクトのCADデータが用意されています
このダウンロードサイトでは、ダクト・スパイラルダクトのCADデータがたくさん用意されています。
ダクト本体と部材についていろいろなサイズのデータが手に入るので、CADを使った図面作成に活用できますよ。

また記事の後半では、これらのダクト構成部材の現状と図面が合わないことで起きる問題と、解決方法を提案しています。

それでは、CADデータのダウンロードサイトのリンク集を紹介しましょう
それではまず、CADデータ、イラストデータがすぐに欲しい人のために、ダウンロードサイトのリンク集を紹介しましょう。


ダクト、スパイラルダクトの他に、立ち馬、脚立、ローリングタワー、単線結線図などのCADデータは、こちらの記事を参考にしてください。
立ち馬・脚立・ローリングタワーの2D・3Dcadデータによる現場での危険察知効果
単線結線図にシンボル集、電気図記号などのCADデータを使うメリット


ダクト・スパイラルダクト 2Dcadデータのダウンロード


フカガワ
ダクト類の設備機器や材料の製品カタログを、ダウンロードできるサイトです。角ダクト、FEF保温ダクト・ラッキング保温ダクト、機器類などのデータが掲載されています。設備関係の機器や部品は、細かいものまでほとんど揃っているので、大変便利に利用できます。
クリモト
鉄管、パルプ、化成品、建材、素形材、機械システムなど幅広く行う、産業設備の会社です。上下水道、パイプライン、ケーブル保護管など、ライフラインにハイレベルな技術を誇っています。技術情報では、創業当初から創刊されている、研究技術論文集を閲覧することができます。
JWW設備施工図ツール (ダクト編)0 - ダクト・スパイラルダクトのCADデータ、計算ソフトの連動と維持管理の完全ガイド
ベクターの有料でダウンロード販売されている、JW_CAD用ダクト作図コマンド集です。風量を入力することで、2方向や3方向の割り込み分岐の場合でも、分岐後の位置やダクトサイズを計算して作図できます。同じ径のエルボはもちろんですが、径の異なるエルボや角度の違うエルボの設定も可能です。
ダクト cad-data.com
ダクトのフリーCADデータがあります。検索から多数のアイテムを表示できます。ダクト継手のCADデータは、45°プレスエルボφ75~200、プレスエルボφ75~φ200、異径T管φ75~φ200、T管φ75~φ200、レジューサφ100~φ200などのCADデータが揃っています。
ダクト 図面 Google
ダクトの図面、写真、イラストが、見れます。検索から多数のアイテムを表示できます。矩形ダクト(角ダクト)の形状、部材は、直管、エルボ(elbow)、ホッパー(hopper)、Sカーブ(S管とも)、分岐管、フード(hood)、チャンバー(chamber)などがあります。
スパイラルダクト 図面 Google
スパイラルダクトの図面、写真、イラストが、見れます。スパイラルダクトは、帯鋼をラセン状に捲きながら帯鋼の両端をハゼ折りにかしめて製造したスパイラル鋼管です。重なり合わせ部分は4枚の帯鋼が重なってパイプの外周をラセン状に走り、パイプの強度を高めています


目的のCADデータは見つかりましたでしょうか。
データが見つからなかった方は、リンク集のまとめサイトから見つけてください。
次のサイトでは、ダクト、スパイラルダクトのCADデータのリンク集をまとめて紹介しています。
ダクト、スパイラルダクト、CADデータのまとめサイト



空調設備の増改造に起こるダクトの能力不足の問題


店舗増設に伴い空調システムを変更する際、工事前後で以下の問題が発生します。


設備改造に伴い、ダクトの取替が必要か

十分な容量を満たす空調機へ取替える場合、既設ダクトの変更が必要かを検討しましょう。
空調容量計算を行う際は、初期設置のダクトサイズと形状に基づいて行います。
ただし、ダクトが10数年経ていれば、汚れや漏れ、腐食により抵抗係数が違う可能性があります。


空調設備の増改造が終わってから起こるダクトの問題

空調容量を増した際、想定よりも部屋が冷えないなど、計算通りの性能が出ないなどの問題が起こることがあります。
空調設備の能力不足やダクトサイズが小さいなど、色々な原因が考えられます。

ダクトに問題がある場合、サイズ計算が不十分だったといえます。
計算プログラムを使っていれば、ダクトデータの入力ミスの可能性が高いでしょう。
また、空調設備設置後に改造などで変更したダクトの形状・サイズなどのデータを、管理図面に反映していないことも原因として考えられます。



ダクトのCADデータを使って課題解決法
引き続き、ダクトのCADデータを使って課題を解決する方法について説明しましょう。


ダクト、スパイラルダクトのデータの他に、配管アイソメ図、足場関連のCADデータをお探しの方は、こちらの記事を参考にしてください。
CADを使った配管アイソメ図は、工事に欠かせない強力ツールだ
ビケ・ビディ・枠組足場、単管足場、CADデータの使用方法とその効果


ダクトの計算手法と維持管理に効果的なCADの使い方


ダクトサイズの計算手法

ダクトサイズの選定は、建物の許容流速と送風量、等圧法や静圧再取得法で求めた摩擦損失に基づいて計算します。
サイズ計算の際は、ダクトの材質による内面粗さなど、補正項目を忘れてはいけません。

摩擦損失曲線は、スパイラルダクト(丸ダクト)に適用されます。
角ダクト使用の場合は、相当長さの計算式を用い、丸ダクトから換算します。
ダクトの摩擦損失と機器圧力損失から、空調機に求める能力が決まります。


ダクトサイズ計算ミスの原因と対策を考える

計画通りの空調能力が出ない理由の1つは、ダクトサイズの誤りです。
誤りが起こる原因は、図面と現状の相異と考えてよいでしょう。

極端な例ですが、図面では角ダクトだが、現状はスパイラルダクトが布設されている場合だと、圧力(摩擦)損失の違いは相当です。
空調設備設置後に、小さな変更・改造を重ね、十数年経つと、ダクトの管理図面は現状とは別物になってしまうでしょう。

常に図面を最新の状態に保つ方策は、小さな改造や更新であっても変更があれば、必ず図面の修正・差替えを行うことです。
図面の作成と維持管理にCADを使用すれば、少ない手間で図面を最新に保つことが可能です。
さらに、既設ダクトの汚れや腐食によるメンテナンス記録を管理図面に反映することで、ダクトの状態を明確にできます。


ダクトの維持管理に効果的なCADの使い方を紹介します

ダクトの摩擦損失計算は、公開されている専用ソフトを使いましょう。
ソフトとCADデータを連動させれば、必要風量とダクトサイズのシミュレーションができ、効果的な設計が可能です。

通常運転時に暖房が効かないなどの問題が起きたとき、機器を点検して風量の確認が必要です。
点検口の測定で風量の確認はできますが、断面積をCAD図面から割出すことで風量の算出が可能です。

ダクトの汚れ点検・清掃と同様、ダンパーの定期検査はダクト性能維持のために重要です。
CAD図面で点検箇所とチェック項目を連携させれば、空調・換気設備の維持管理に役立ちます。

防火ダンパーや温度ヒューズ連動ダンパーなど重要な設備をCAD図面にマーキングし、定期検査で漏れがないようにしましょう。


まとめ/ダクトのCADデータを使った、誤りのないサイズ計算、効率的な維持管理を


豊富にあるダクトの種類

ダクトの形状は大きく3種類ですが、サイズやメーカーは多岐に亘ります。
ダクトを構成するのは、たわみ継手、フレキシブルダクト、消音器などです。
ダクトサイズは十数種類もあります。
ダクト本体と部材の点数が非常に多いため、CADを用いた図面の作成と管理が非常に有効です。


誤りのないダクトのサイズ計算を

店舗増設で通風容量を増した際、ダクトのサイズ計算を誤ると空調が行き渡らない事態が起こります。
空調設備への小さな増改造でも、図面変更をしなければ現状と図面が異なります。
大きな改造が必要な際、現状と図面に違いがあれば、図面通りのダクトで計算しても正確なサイズが導き出せません。


ダクトのCADデータを使った効果的な変更管理

正確なダクトサイズ計算には、CADツールを使った図面の維持管理が有効です。
CADを用いた図面管理は、図面変更の手間を簡略化できる効果が期待できます。

定期検査箇所をCAD図面にマーキングすれば、点検漏れを防止できます。
点検結果を図面と連動させて、検査日時や結果を記録すれば、効果的な維持管理が可能です。



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